ご挨拶
第42回福岡救急医学会
学術集会会長 徳田 隼人
(公益財団法人健和会 健和会大手町病院 副院長)
この度、第42回福岡救急医学会学術集会を2024年(令和6年)9月14日(土)に北九州国際会議場を会場として開催させていただく事になりました。大変光栄に存じますとともに、計画・準備段階より、皆様方より多大なるご支援を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。
本会のテーマは、「断らない救急~地域のすべての人たちとの連携~」としました。救急搬送困難事例は、COVID-19パンデミック以降福岡県内でも増加し、社会問題となりました。2024年度から始まる「医師の働き方改革」の影響で、更なる救急搬送困難事例が増加すれば、傷病者予後の悪化も懸念されます。エッセンシャルワーカーの人手不足に加え、通常コスト上昇など、医療機関を取り巻く厳しい状況は続きます。それでも行政や民間、所属や業種など垣根を超えた連携をしながら、できる限り救急を受け入れる方法を模索するための、情報共有とディスカッションの大切な場にしたいと思っております。
本会が実り多きものになりますよう、救急医療に携わる多くの皆様方のご来場をお待ちしております。